2010年2月16日
後天性免疫不全症候群の治療
現在効果的な抗HIV薬が開発され、多剤併用療法(HAART療法)により、血中のウイルスを測定感度以下にまで抑えることができるようになった。それに伴い、エイズの発症進行を大幅に抑えることに成功した。しかしながら、ウイルスの撲滅までには至っていないため完治はしないものの、抗HIV薬の開発改良はめざましく、一日一回から二回だけの服薬で可能なほど進化している。そのため、人によっては糖尿病と同じ一般的な慢性疾患として捉えられ、発症を遅らせる治療により、病気とうまく付き合いながら長期生存が可能になりつつある。免疫機能障害として身体障害者手帳の交付対象となったこともあり、金銭的にも負担が少なくてすむようになった。
日本以外のアジアやアフリカで薬剤が手に入りにくい背景には、薬剤の開発及び使用に対する特許の使用料問題などの単純な経済的問題だけではなく、性がタブー視されている宗教的問題(イスラム圏など)、主権が国民になく言論や行動に自由が認められていない政治的問題等の複雑な要因がある。
2007年7月17日にタカラバイオ社は、RNA分解酵素を含有するレトロウイルスベクターを使ったエイズ遺伝子治療法において、細胞レベルでの検査で有効性が認められたことからサルの評価試験段階に移行を開始したことを発表した。 実験内容としてSHIV(サルのエイズウイルス)にMazFが導入されたT細胞ではSHIVはまったく増えなかった。これまでの研究により、エイズ複製が抑制されエイズウイルス産生細胞は減少していくことを確認したと同社は発表した。
今後は、サルへの評価実施試験で評価され、人への臨床試験へと段階的に移行していくものと思われる。
治療による副作用
新薬が次々と開発され、投薬治療によって病気自体はウイルスの減少により日常生活を送れるようになってきたが、その反面、強力な薬であるため副作用も強く、色々な問題が出てきている。長期の投薬による副作用により、肝臓病に至る場合もある。リポジストロフィーによる体脂肪異常は代表的な例である。
社会意識とエイズ
エイズに関する意識調査は、医学、歯学、社会学などさまざまな分野の研究者により行われており、エイズに対する社会意識の現状を報告している。研究報告の中には、依然としてエイズに対する恐怖感的・差別感的意識を持つ割合が多いとの報告や、社会的認知度の増加、正しい知識を持つなどの肯定的意見の報告などさまざまな内容である。
『ウィキペディア(Wikipedia)』引用
後天性免疫不全症候群の治療方法も多くなってきているようです。
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